正直なところ、琴平は「両親と行く」となると急に選び方が変わる場所です。金刀比羅宮の御本宮までは785段の石段があり、若い二人旅なら気にならない距離も、親世代には体力勝負になります。個人的には、宿選びの基準は温泉の質より先に「参拝の前後をどう過ごせるか」だと思っています。
選び方の基準 こんぴら参りと両親の体力から逆算する
まず結論から言うと、両親との琴平旅行で見るべきポイントは3つです。石段対策の道具を貸してくれるか、駅からの送迎があるか、そして食事の評価が実際に高いか。この3つを評点・設備・アクセスの記述で比べてみました。
| 宿名 | 温泉・客室 | 食事の評価 | 配慮ポイント | 客室評価 |
|---|---|---|---|---|
| 琴平花壇 | 大浴場、サウナ、家族風呂、露天風呂 | 夕食4.6・朝食4.57 | 送迎バスあり、杖やジョギングシューズの貸出 | 4.53 |
| 桜の抄 | 大浴場、サウナ、天然温泉、露天風呂 | 夕食4.56・朝食4.62 | 送迎バスあり(要予約) | 4.61 |
| UDON na HOTEL 琴平 | 大浴場(一部客室は浴室がシャワーのみ) | 朝食4.23(夕食提供なし) | 駅徒歩10分、コインランドリー完備 | 4.66 |
| 琴平パークホテル | 大浴場 | 夕食4.29 | 駅徒歩10〜15分、素泊まりから選べる | 4.24 |
| こんぴら温泉 琴平リバーサイドホテル | 大浴場、温泉 | 夕食3 | 駅徒歩4分 | 3.7 |
こうして並べると、両親孝行という軸では琴平花壇と桜の抄が頭ひとつ抜けます。ただ、駅からの近さや価格の軽さで選ぶなら、他の3軒にも十分な理由があります。
両親と泊まりたい琴平温泉宿5軒
「参道の785段」に構える老舗、杖もジョギングシューズも借りられる「琴平花壇」

琴平花壇は、金刀比羅宮への参道に約400年の歴史を重ねてきた宿です。公式サイトの紹介では、「御本宮まで785段の石段は思いのほか長く、宿でジョギングシューズを借りることができてよかった。その他にも貸出用にトレーニングウェアや杖も用意されている。」と紹介されています。足腰に不安がある両親を連れて参拝するなら、この一点だけでも他の宿と比べる価値があります。
夕食の評価は4.6、朝食は4.57。8項目のなかでも高い水準で、和会席プランの目安は55,000円です(2026年9月時点・2名1室の目安)。泉質はアルカリ性低張性鉱泉で、効能は疲労回復、神経痛、筋肉痛と記載されています。参拝で疲れた足腰をいたわる湯という意味でも理にかなっています。
貸切露天風呂と離れスパで、参拝後の足腰をいたわる
公式サイトによると「琴平花壇では自由にご入浴いただける温泉大浴場の他にも、貸切でご利用いただける2つの温泉露天風呂をご用意しております。」とのことです。人目を気にせず両親とゆっくり湯に浸かりたいなら、この貸切風呂が効きます。庭園に佇む離れスパでタイ古式マッサージも受けられるそうで、参拝の疲れをそのまま流せる導線になっています。
寄せられている口コミには、露天風呂の温度がちょうどよく、夕食も朝食も満足だったという声があります。設備面では家族風呂・サウナ・露天風呂がそろい、レビュー数は1,034件。数の面でも安心材料になります。
参道22段目に立つ、送迎バス付きの温泉旅館「桜の抄」

桜の抄は、公式サイトの案内で「琴平金刀比羅宮に続く参道22段目に佇む温泉旅館」と紹介されている宿です。駅からは徒歩約15分ですが、無料送迎バス(要予約)があるため、荷物や体力に不安がある両親でも移動の負担を減らせます。
客室評価は4.61、夕食は4.56、朝食にいたっては4.62という高さです。プライベートサウナや温泉外風呂を備えた客室もあり、公式サイトの紹介では「こんぴらさんを望む露天風呂では、季節の風景を楽しみながらさわやかなひとときを」と描かれています。窓の外に象頭山の四季を映す客室があるというのも、老舗ならではの景色でしょう。
投稿された口コミには、露天風呂付き客室が良かった一方で、清掃と食事に不満があったという指摘もあります。良いことしか書かれていない記事は信用されないと思うので、正直にここも添えておきます。総合力は高いものの、細部の当たり外れはあるようです。
琴電琴平駅徒歩10分、コインランドリー完備の宿「UDON na HOTEL 琴平」

UDON na HOTEL 琴平は、琴電琴平駅から徒歩10分の新しいタイプの宿です。客室評価は4.66、清掃評価は4.67と、5軒のなかでも数値が際立って高いのが特徴です。
気になって調べてみたのですが、公式サイトには「浴室はバスタブなし、シャワーブースのみとなります。」という記載がありました。ゆっくり湯船に浸かりたい両親には向かない客室タイプもあるということです。大浴場は別にあるので入浴自体はできますが、部屋のお風呂を当てにする旅行には注意が要ります。
朝食評価は4.23で、夕食の提供はありません。宿泊費の目安は19,200円(2026年9月時点・2名1室の目安)。コインランドリーが有料で使える点は、長めの滞在をする家族にはうれしい設備です。
素泊まりから選べる、駅近で身軽に泊まれる「琴平パークホテル」

琴平パークホテルは、琴平駅から徒歩15分、榎井駅から徒歩10分という立地の宿です。派手さはありませんが、夕食評価4.29、清掃評価4.27と数字は堅実です。
素泊まりプランの目安は8,454円(2026年9月時点・2名1室の目安)。両親の体調や旅程に合わせて、食事付きにするか素泊まりにするか選び分けられるのは実用的です。レビュー数は3,113件と5軒のなかで最多。部屋と接客は良かったものの、大浴場が時間帯によって混雑するという声があります。入浴のタイミングをずらすなど、ちょっとした工夫で快適さは変わりそうです。
駅徒歩4分、無料朝食で身構えずに泊まれる「琴平リバーサイドホテル」

こんぴら温泉 琴平リバーサイドホテルの最大の強みは立地です。JR琴平駅から徒歩4分。参拝前後の移動を最小限にしたい両親にはありがたい距離です。
正直に言うと、夕食の評価は3と、5軒のなかでは低めです。期待しすぎると差が出ます。一方で朝食は無料のパン中心のスタイルで、公式サイトによると1階に「琴平町智光院温泉」の温泉が楽しめるとのことです。宿泊費の目安は14,960円(2026年9月時点・2名1室の目安)、客室評価は3.7でした。
食事に強くこだわらず、参拝の拠点として身軽に泊まりたい親子には選択肢になります。
こんぴら参りとアクセスの勘所
- 御本宮までは785段。両親の体力次第で、途中の大門(365段)までにする選択肢も検討してください。
- 琴平花壇のように杖やジョギングシューズを貸してくれる宿を選ぶと、当日の負担が軽くなります。
- 送迎バスがある宿(桜の抄、琴平花壇)は要予約が基本です。到着時間が決まったら早めに連絡しておくと安心です。
- 駅から近い宿(リバーサイドホテル徒歩4分、パークホテル徒歩10〜15分)は、参拝後に一度荷物を置いてから身軽に石段へ向かえます。
よくある質問
杖やジョギングシューズを貸し出している琴平花壇が、比較のうえでは最も具体的な備えを持っています。 桜の抄・琴平花壇ともに送迎バスは要予約と案内されています。宿泊予約の時点で確認しておくと確実です。
部屋でゆっくりお風呂に入りたい場合の注意点はありますか。 UDON na HOTEL 琴平は客室によって浴室がシャワーのみになるため、湯船を使いたい場合は大浴場を利用することになります。
まとめ 両親と選ぶなら
足腰の負担を減らす備えで選ぶなら琴平花壇、参道近くの雰囲気と送迎の両方が欲しいなら桜の抄。駅からの近さを優先するならリバーサイドホテル、数字の高さと新しさで選ぶならUDON na HOTEL、身軽な素泊まりの選択肢が欲しいならパークホテル。♨️ 785段の石段は、宿選びひとつで両親の疲れ方がずいぶん変わります。
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